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RO・オリジナル専用ブログ。 ※「箱庭」の正式英訳は「Miniature garden」です
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女アカに設定が増えたのと、男アカが増えたので、ついでに書きます。
厨二全開、鬱設定、まだまだ増える可能性(矛盾点もでる)があるので、あくまでメモ的に。

-女アカ-

・ゆたふ(鳥・人間族/18歳)

◇RO前の世界(別々になっていたり、ROと繋がっている部分があります)
手と尻尾(顔の目の部分も)が不死鳥の羽になっている女の子。
なぜ、こうなってしまったのか、また生まれは何所なのか。
全てを口に出さない。(もしくは知らないのか?)
また、不死鳥の体を持っているのか、心臓、顔、脳の一部を残せば、たちまち体は炎に包まれ、消える頃には体は再生されている。本人は黒こげ(時間が経つと皮がはがれ、普通になる)、臭いもあるので、吐いたりし、余り死にたくないらしい。
突如ゆたふの育っている村(もう一人で暮らしている)で何かが落ち、深いクレーターが出来た。
それ以降地震の起きる回数が多くなる。
村長がクレーターの前で原因を聞くと、クレーターの主は「自分がやった、腹が減っているので喰えるものをよこせ」という。
幾度かは肉や魚、果実などを持ってきたりしたのだが、ある日隣の大きな国から王の命令で人が攫われてしまう。
何も知らない村の人々は抗ったりするのだが、向こうは大群の武力行使で月に5人、攫って行ってしまう。
あくる日ゆたふは連れ去られてしまう子供を見つけ、守るために刃をもって軍隊を倒すが、
軍隊が撤退する際に銃弾を浴び、死亡。
しかし不死鳥の力で復活、村の人々がゆたふは不死身だと知る。
とあることにゆたふは隣国の王は金と食料の変わりに村の人を差し出すという話を村長が受けていたことを知るが、村長に発見され、「再生できる若い女性ならばクレーターの主も餓えに苦しまず、村も安泰だろう」とゆたふを生贄にクレーターの中に突き落とす。
クレーターの主はグリフォンに良く似た(そうかもしれない)生き物であった。
幾度か食われ、再生をするうちに、グリフォンは呟く「俺は今まで何も食べていなく、飢えをしのぐために地震は自分が起こしたと嘘をついていた」と。「本当はお前…人間も食べたくはなかった、すまない。」と
幾度か安穏な日々をすごし、このクレーターから出ることをグリフォンとゆたふは考えた。
クレーターから姿を表し、まず、村長の家を潰した。契約書も炎に沈め、次に隣国の城を攻めた。
王に人の解放、人を仕様するための研究を止めさせ、研究所を壊し、村長、村の人々にに「地震はまだ続く」事と「隣国はもう金と食料を渡さない、しかし人も攫わない」ことを伝え、グリフォンと一緒に自分たちの住まうことが出来る場所を目指し、彼方へと飛んでいった。

◇RO
二つの設定があります。
一つはある方が考えてくださった「カラスの運命クエスト」での研究所での披験体。

もう一つは住まう場所を探し、この世界に来た場合。

どちらも(後方はグリフォンとはぐれる)怪しい集団から逃げ出し、プロンテラ大聖堂の司祭に助けられる。
そこでプリーストに転職。グリフォンを探す途中、アルルと出会い、アルルの目的に協力をする。

・アルル(アルルナティア)(大地の神/10000歳または体は12歳)
◇RO前の世界
ハコニワ、という小さな世界の神様の中の一人、「大地」を司る神様。
生まれてからずっといるためおよそ10000年は大地を見守っていた。
しかし、その世界の人々の信仰心が薄れたためか、体は人間で言う12歳の体以降成長しなくなってしまう。
使者である弟にお供の「生前」、生前の死んだ後の魂「死神」がいる。
大体は生前が犯罪者(または輪廻を必要とする者)を殺し、死神が死んだあとの犯罪者の魂を集める。
魂を直接食べることでアルルの力は維持(そして魂の輪廻も)できるが、アルルはそれを行いたくはないらしい。
夫として空を司るレグナ(レグナム)がいる。
夕日が一日中見れる不思議な小さなハコニワを度々覗いていたが、ある日そこを収めていたものが消え、不安におもってるらしい

◇RO
アルケミストとしてこの世界に降り立つ。
理由はさまざまなハコニワが超常現象を起こし始めていて、その原因がROの世界にあると睨んだからである。
神が別の世界に人間として過ごすためには「記憶」と「名前」が必要であり
記憶は少量をランダムに抜き取り、名前は自らが付け足す。
記憶を預ける(元のハコニワに戻る際は記憶は戻る)際に不幸にも「レグナ」の記憶を引き抜かれてしまう。
アルケミストでホムンクルスを生み出す際に、アルルを追って世界に降り立ったレグナが生まれる。
レグナに関する記憶を全て奪われたため、困惑するレグナだが、「唯でさえ自分で考え込んでしまう性格なのだから気を使わせてはならない」という優しさの元、詳しくはアルルに教えなかった。
レグナは現在は進化をし、かなりの力を得ているという。
このごろになってアルルも記憶を取り戻す(思い出すことは可能である)事が出来てきている。

・アルティミシオン(梟族/21歳)

◇RO前
とある高度文明の国の住人。哲学者であり、かなりの魔力を持つ。
その強さは昔の魔術の呪文を読むだけで発動させてしまうほど。
本は首都の大図書館を度読破するほど好きで、現在は様々な町などの本を覗いていたりする。
なお、本人は集中すると書いてある文字を声に出してしまうらしく(呪文も対等である)、
さまざまなハプニングを起こすが、本人は知らない。

ある日巨大な魔物が降り立ち、国をほぼ崩壊させてしまう。
その際アルティミシオンも襲撃を受けるが、読んでいた本に呪文が書いてあり(防御の魔法)
生き延びることが出来た。
魔物は未来で召喚され、過去のこの国を焼き払えと命じられたと告げる。
次に会う際は焼き払ってやると言われ、あわててアルティミシオンは生き残った人々を、国を救うためにどうするか考える。
ようやっと出来た魔法(様々な魔法をあわせて作ったため威力は高く暴走性が極めて高いため「禁書」扱いになると思われる)をやってきた魔物に使用すると、自分自ら未来の世界に来てしまう。
そこで、未来で呼び出したという召喚者を止めることで国の危機は免れるのでは、と考え、その召喚者を探す旅に出る。

◇RO
魔法で飛んだ未来の世界がこのROの世界となる。
此方で通りすがりのアルルとバファンに遭遇、自分が不注意で起した魔法によって戦闘をするが、理解を得てアルル達の仲間となる。
召喚者を探していると、自分の国に関する書物がない事に気が付く。不審に思いながらも召喚者を発見するも、
それは紛れもない自分自身であった。
「過去の自分の国を調べるのです」と言われ、探していると、自分の国は機械と人間を合わせる実験をしていたという事実を知ることになる。こんな恐ろしいことをしていることを知ったアルティミシオンは国へ対する怒りに燃えるが、アルル達が「何か理由があるかもしれない」とのことで深く調べると、国の王が暗殺され、人が変わっていたことを知る、そしてその王が実験をさせていることを知る。
国が悪いのではなく、王が悪い。深く考えれば人くくりに呪うことはしなくていいことを、怒りによって忘れていたアルティミシオンは未来の自分(召喚者)を止める事を再度決意する。
そのことを知った召喚者(もう一人のアルティ)はそれでも自分は国を許さないと言う。
長い戦いの末、「魔物を呼ばないアルティミシオン」と「魔物を召喚したアルティミシオン」の空間が歪んで行く。
しかし召喚者のアルティは消えない。
「貴方はまだ私を消すことが出来ない。何故なら”もう一つの希望”を捨てていないからです」という。
もう一つの”希望”、それは「元の世界に帰ること」
うすうす気が付いていたアルティミシオンはこの世界に居座ることを決意。「帰る」という希望を断ち切った。
断ち切ったことによって空間が裂け始め、召喚はなかったことにされる世界になるが、
召喚者アルティミシオンは「アルティ(究極)」の反対である「エンダ(終わり/果て)」を使い、
自分の名前を変え、記憶を授けることによって「エンダルシオン」となり、アルティミシオンとは別々の人間となることで生き延びた。

・トバリ・アカツキ(エルフ族/18歳)

◇RO前
生まれた時にアカツキという紋章を額に授かる。
(アカツキとはエルフの使命である森の番人をせず、冒険者と旅をするいわば選ばれし者。そのかわり森の番人をするのは自分の影である。片方が死ねば、片方は失われた部分を取り戻してしまう)
トバリの影はナダーシュカとなり、二人は双子同然で生きていく。
トバリは人間族の王国である王子(その物語の主人公)と共に数々の依頼をこなして行くが、段々と依頼が凶悪化していることに気が付く。
世界の悲鳴を感じ取り、ホビット族である吟遊詩人の女性「アルル・シャイン・ユタフ」、その許婚である人間族の戦士の男性「レナルヴァント」と共に世界を救う旅に出る。
その際世界崩壊の現況は「裏世界」が存在する魔王が支配しようとしていることを知り、魔王を封印することを決意。
その封印方法が書いてある書物を探しにエルフの森の奥にある死霊の館に乗り込むが、死霊の王「カイム・テレーゼ」により全員石化されてしまう。
それに気が付いたナダーシュカが単身乗り込み、救出。封印書物を見つけることに成功。
封印の仕方はアカツキを持つ物が5つの鎖をつなぎ、魔法を送り込むことによって木を生やさせるという封印方法であった。
そこでトバリが「裏世界」へ赴き、魔王を鎖を繋ぎ、ナダーシュカはエルフの森で封印の魔術を行うということになった。
裏世界は影が生きる世界。もし封印をしたら影はどうなってしまうのかわからない。
お互いが無事でいよう、と約束をした後、封印を行う。結果的に封印は成功。ナダーシュカも影ではなく、エルフとして生きているというハッピーエンドを迎えた。
トバリらエルフ族は同姓を好む種族であり、トバリは実の(影であったが)妹に溺愛しており、半分恋愛感情も混じっている。
旅の最中「アルル・シャイン・ユタフ」に恋をするも許婚がいたため失恋をしている。

◇RO

ED後の話。興味本位で裏世界にナダーシュカと共に行くが、時空のゆがみによりこの世界に降り立った。
前はマジシャンであったが、幾分魔法が苦手であり、攻撃が好きなため、ローグに転職。
アルルの使命を知り、アルルに協力をする。

・ナダーシュカ(エルフ族/18歳)

◇RO前
トバリの影から生まれた。殆ど一緒の時間に生まれたため、双子の扱いになっている。
トバリの元気でキビキビとした性格の反面ナダーシュカはおっとりとマイペースな性格である。
トバリが死霊の館で石化された際、単身死霊の館に入り込み、館の主である王「カイム・テレーゼ」を書物に書いてあったとある封印を使って「しもべ」にした。
ちなみに封印をする際の媒体が鷹の置物であり、それ以降カイムの体は動くようになった鷹である。
トバリを助け、共に封印を成功させ、自分の体は「影」ではなく「命あるもの」として生きることができるようになった
もともとトバリより魔力が大きく、「力」というより「器」という支えになっている。

◇RO
トバリと共にこの世界に。僕のカイムも一緒である。
ハンターに転職。この際鷹もカイムとなる。
魔力をささえる器となっていて、心も素直で弱いせいか、悪意に付け込まれることがある。

・バファン(剣・人間/32歳)
その剣は悪意に満ち、心をもった魔剣であった。
その剣を持つものもまた、悪を糧にしている王であり、国は混沌に巻き込まれていた。
とある日に右腕を無くし、義手をしており白い髭を生やした白騎士が国を訪れた。名をバファンという。
バファンは国の民から話を聞き、王を倒すことを決意した。
魔の王はそれを知り、大軍の兵を差し向けるが、バファンはそれを意図も簡単に跳ね除けた。
とうとうバファンは王の前に立つ。
王は言った「貴様、剣を持たずにどうやってこの魔剣に打ち勝つつもりだ?この魔剣はいまだ私も知らぬ魔力を秘めている。どうやって私を倒すのだ」
バファンは義手である右手を天にかざすと、土と炎と水と風が集まり、美しい剣が現れた。
バファンは言う「この剣は、この世界の命そのものである」と
幾度かの剣を交えるが、バファンは一向に疲労を見せない。王は疲れに痺れを切らした「ええい!魔剣よ!」
魔剣は答えた「どうした?望みがあるのならば聞こう」
王は声を張り上げて言う「貴様の魔力を私に注ぎ込め!彼奴を倒せるほどの魔力を!私に!」
魔剣は軽く、「よいぞ」と答えた。魔剣からは黒い気が溢れ、じょじょに王に染み込んで行く。
「嗚呼、なんということだ」バファンは嘆いた。「王よ、力をこれ以上求めてはならない」
しかし魔剣の魔力は注がれる。魔剣は少しクク、と声を出した。
王が叫ぶ「もうよい、これ以上注がれると、体が潰される!!!」
魔剣は笑う「まだまだ、バファンという白騎士の力には追い付けておらんぞ?それでもいいのか?」
しかし、王の返事はなかった。王の目は白くなり、体の力が抜けたのか、剣を手放し倒れた。
「馬鹿な奴だ」魔剣は笑った「力の限りを知らない者ほど力を求める」
バファンはその剣を拾い上げた。黒い、妖しい光を纏っている。
「次の所有者はお前か?年老いて私の力に押しつぶされるまで力を与えてやろう」
バファンは言った「お前は意思を持ってるのになぜ王を止めなかったのだ」
魔剣は言う「人間なぞ所詮すぐに命の灯火を消されてしまう者。早々に消し去ったまでよ。それに力を欲していた。」
魔剣は続ける。「剣とは、道具なのだ。もし私のように意思を持っていたとしても、道具は所詮道具。選ばれることはあっても、選ぶことはない。可笑しいのか?意思を持ちながら、人を選ばず、影で人を殺す私が」
バファンはいう「可笑しくない。それは感情なのだ。お前は剣ではない。人間となっているのだ」
「人間?可笑しなことを。人間は人間の姿をせねばならん。私は人間ではない。力によって左右される、ただの剣である!」
バファンは魔剣に微笑むと魔剣を鞘に戻し、自分の腰につけた。
「お前に、人間の心を与えてやろう」
「何?それはお前の、私に対する、罰か?」
「それは魔剣、おまえ自身が見つけるがよい」

幾年かして。魔剣は叫んだ「馬鹿野郎!!死にたかったのか!!私がシールドを張らねばお前は左腕をも吹き飛ばされていたぞ!!!」
「はっはっは。お前のおかげで助かったぞ、剣よ」
バファンは剣を撫でた。黒い色を帯びていた魔剣はいつしか、白騎士と同じ色をしていた。
「お前、私をおちょくっているな…畜生!腹が立つ!私がお前の左腕を切り落としてやる!!」
口調は乱暴になったものの、美しい光を放った剣は王に仕えていた頃よりも長く、バファンと共にいた。
「おっと、そんな暇はなかったか。街が見えてきたぞ」
「チッ。魔力でも送って自滅させてやろうか…」「今のお前では、出来ないだろうな」かっかっか、と声が響く。
いつも変わらない世界、むしろモンスターが増えていく中、バファンはとある町を訪れた。
夜。バファンは剣にロザリーをつけた。「何だ?着飾りか?私に十字架は似合わん」
「ん?剣よ、お前は女なのか?」「道具に性別は無い。だがどちらの性にしろ私には似合わん」
バファンは剣を掲げた「いや、似合うぞ。私とお揃いだな」バファンのロザリーと剣のロザリーは揺れる。
「お揃いだと…?悪趣味すぎる。気色が悪いぞ、バファン。さては何か変なものでも食べたな?」
バファンは笑う。「いやいや、お前に名前が出来たことが嬉しくてな」「名前?どういうことだ」
「村の住人がお前のことを「バファンの剣」というんだよ。」「それは名前ではないだろう」
「何を言っている。お前はちゃんとした名前を貰ったんだぞ。私と同じ「バファン」という名前を」
「はっ。此れだから阿呆の戯言は耳が腐る。勝手に言っていろ。」

それから夜が更け、まだ暗い中、人々の声が飛び交ってきた。
剣を握られる感触がする。「…うん?」いつの間にか剣は眠ってしまったようだ。
「何者かが魔物を引き連れて町を襲いだした。この豪快な音は盗賊やもしれん」
「盗賊…か。最近は魔物を扱うものも増えたしな…あいつ等は飯さえ食えれば裏切らん。人間よりも、遥かに安いだろうしな。」
「行くぞ」
扉を開くと、そこには想像もしないほどの大群の魔物が人々を襲っていた。
バファンは懐から不思議な香を取り出すと声を張り上げた。「お前らの好きな臭いだぞ!!」
魔物達は見事な線を描いて此方を見やる。と、同時にバファンは駆け出した。海のほうだ。
「どうするつもりだ?」
「多分、海に宝を積む船を設けているはずだろう。あそこで賊船を静圧して賊を引き返させ、魔物も払う」
「この数を相手にか?単身で?」
「そのとおりだ」
奥を見ると綺麗な花畑のその向こうに海が見える。船が一艘止まっている。予想は当たっていた。
船に見張りは二人しかおらず、すぐさま剣が魔法を発動した。風が二人を包み、遠くに飛ばす。
バファンの戦い方は殆ど犠牲を出さない戦いだった。罪を償うために、生きるのが一番の方法だと、教えたのだ。
空になった船を見、バファンは後ろを振り向いた。余りにも多すぎる魔物の量。
剣の平たい方で魔物を弾きながら、時々剣が咆哮を上げる。まるでそれは龍騎士のようであった。
魔物がたじろき、数も少なくなってきたそのとき

トスッ。
何かがバファンの首に突き刺さった。おい、なんだ。これは。
「見誤ったか…私もかなり年をとってしまったな」
バファンが首から何かを引き抜く。矢だ。
剣の握り手から力が強まるのが伝わる。毒矢だったのだろうか。
矢の方向を見ると盗賊が20はいる。こんなにもいたのか。
バファンは剣を構えなおす「バファン!!」剣は叫んだ「今は逃げるのが最良だろう!!!」
「いや、追い払うんだ。奥の男の大きな袋をみろ」剣は探す袋を持っている奴。どこだ。どこだよ。
はっきりと写った。袋の中が少し動いている。
「人をも盗むことはさせない。生命はそう簡単には生まれないんだ」
賊がまとめてかかり、バファンは叫ぶ。まるで剣が叫ぶように。それはまるで龍のようだった。
なにか様子が可笑しく感じる。私の勘違いだと信じたい。だがそんな暇はない。
剣も叫んだ。魔法も使った。バファンには悪いが、少し敵が怯む位の傷も負わせた。
無我夢中で戦った。今飛んだのは、どっちの、   血    なのだろうか。

「去れ…」バファンの声が響く。盗賊は泣くように荷物を置いて逃げ出した。
姿が消えた。と認識した瞬間、剣の視界がぐるりと変わった。
バファンが剣を支えに膝をついたのだ。もう目の前が真っ暗なのだろう。焦点が定まっていない。
「バファン、魔力を送る。一旦街まで戻るんだ」剣が魔力を注ごうとした。が、何かが響いて聞こえた。
(いいんだ。もう。なにもするな。)バファンの心の声だった。「何故」剣が問い詰める。
(もう、お前の声しかまともに聞こえなくなってしまった。海の音も、草の音も、聞こえない。)
(何も見えない。今魔力を送っても、倒れるだけだ。その前に、お前と話をしたい)
剣は魔力を注ぐのを止めた。「話?なんだ。早く言ってくれ」
(これほどの間、どれほどの期間お前と過ごしたか。お前は剣ではなく、人間として成長していってたな。)
(私はロザリーに願いを込めたのだよ。「お前が、美しい人間になれるように」と)
「人間に…?」
(ああ、やはりお前の白さは女性のほうが似合うだろう。美しいだろうな。俺の自慢の娘だ)
「冗談をいうな!!馬鹿が、無理にでも魔力を送って町に運び出してやろうかっ!!」
(問題は、その口調だろうな。そんなんでは男も寄り付かなくなってしまうぞ)
「勝手に…!!女に…するな…!!馬鹿野郎…!」
何かが抜けていく。止めてくれ、私はやっといろいろ知ることが出来たのに。
(もし人間になったら、名前は…)

そこで、声と力は途切れた。

外はどうなっているのだろうか。町の住人は外の様子を見た。どうやら奪われた荷物は全て海近くに置き去りにして行ったらしい。

奥を見やるとそこには白い鎧を身にまとった、美しい女性が佇んでいた。きっとこの人が盗賊を追い払ってくださったのだろう。
「どうも、ありがとうございます。白騎士さま!!ぜひともお礼がしたい。お名前は!?」
くるりと此方を見る。綺麗なドラゴンのような目。首には美しいロザリーが掛かっていた。
「私の名前…」女性は首にあるロザリーとは別に、右腕に持っていたロザリーを見やる。

「私の名前は、バファンだ」

その右手には「VAFAN」と彫られていた。

次の日、住人がお礼をしようと泊まっている宿を訪れたらそこにはバファンの姿は無かった。
どうやら旅立ってしまったのだろう。

それからまた何年かして。バファンは子を授かり、夫と子は旅立っていった。
連絡手段はある。幾年かして新しい文明で出来たと思われる、連絡機だ。
「そうかい。かなり遠いところを旅してるんだな!」「ああ、こんな綺麗な場所、お前に見せてやりたかったよ」
「そうだな。見ていくとするか」「ん?もしかして」「ああ、そのとおりさ」

「私も旅に出るとするよ」バファンは家の鍵をかけた。(冒険に行って来ます)の札をご丁寧にかけて。


海が広がる花畑がある。美しい白い花が咲き誇るその花畑に美しく白い鞘が突き刺さっていた。
それは誰も抜けないという。近くを探しても肝心の剣はなかった。
鞘を良く見ると美しい文字で何か書かれていた。



「白騎士バファン、ここに眠る」




◇RO
旅立ったあとのバファンがこの後の話です。
途中アルルと出くわし、アルルの仲間となります。ちなみに一番最初に仲間になるのがバファン。
口が悪く攻撃的。龍の力が宿っている。よく叫ぶ(ドラグ-ンヘルム的な意味で)。
パラになって乗るグリフォンはゆたふの生贄のときだったグリフォンになるはずです。

もともと魔剣(しかも悪にみちていた)ので、アルルと自分の力が悪の力に負けた場合、
悪の記憶が甦り、たちまち口調も変わる。そうなってしまった間でも精神と心の中では反抗している。
もともと剣という道具なので、力によって自分は左右される。と用心をしているようだ。


仲間になる順番は
アルル

レグナ

バファン

アルティミシオン

ゆたふ

トバリ、ナダーシュカ

と、なるっぽい。(レグナ以外の男性抜き)

女性編で一旦止めます。もう5時だった。長ったらしくて申し訳ない。
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プロフィール
HN:
ゆた
性別:
女性
職業:
まったりすること
趣味:
ゆったり
自己紹介:
こちらは
・ラグナロクオンライン(PC)
・MAO(携帯)
でゆったりしている人物のブログ。

・身内ネタ
・イラスト載せるかも
・実は本家のブログの方がいろいろ乗せてるかも

ってなかんじ

ほとんどラグナ中心で、初心者。
そして不定期更新なので、たまに立ち寄るくらいで丁度いいかもしれません。

メイン一つだと思われます。

ちなみにはじめてやったMMOはメイプルストーリー。

どれも聖職者(回復役)です。

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